小児・はじめての歯医者さん
どなたにでも初めての歯医者さんはあります。
しかしその初めての経験で嫌な思いをすると、いつまでたっても “歯医者に行くこと=痛い、怖い” といった悪いイメージになってしまいます。
その結果、大人になっても歯医者に行くことを避けてしまい、大きな虫歯になり、削る量が増え、神経を取ったり、最悪な場合は歯を抜いたり・・・と悪循環になってしまいます。
当院では初めて歯科治療をする小児にはすぐに削ったりはいたしません。(もちろん応急処置はいたしますが)
まずは歯科医院の雰囲気に慣れること、歯医者は怖いところじゃないというイメージを教えてあげることが重要と考えております。
「自分は子供のころに虫歯が多くて痛い思いをしたから、同じ思いをさせたくない!!」お子様に歯が生えてきた時に強く思った方も多いと思いますが、その思いをどのように形にしていけばよいのかはよくわからない。
そんな時はぜひ相談にいらしてください。
予防のお話し
北欧(フィンランド等)では急速に虫歯・歯周病が減少しています。
そして、アメリカでも同じことが起きています。これは、最先端の予防技術を駆使し、制度的にも予防を受けやすくする事の大きな成果です。
振り返って日本ではどうでしょう?
技術も制度も充分とは言えないのではないでしょうか。
私は、すべての歯科治療は予防なしでは成り立たないと感じています。どんな一般的な治療法でも、最先端のインプラント治療でも同じだと思っています。
ですから、「予防歯科」は歯科治療法の1つではなく、全ての歯科治療法の土台にあるものだと考えています。崩れない土台があってこそ、初めて良い治療ができ、長く良い状態を維持できるのです。
だ液の中の虫歯菌の数、だ液の量や力など、お子さんのお口の中を調べるということにより目には見えない原因を調べて、そのお子さんとお母さんに合った楽な方法で虫歯ゼロを目指していきます。
ちゃんとお口のことがわかって、何をすればいいのかもわかっているから、予防ができるんです!
横山歯科医院では、現在のお口の状態や、どのようにしたらもっと良くなるのか、患者さんに丁寧にご説明し、しっかりとしたコミュニケーションを取るよう努めております。
その際に「口腔内カメラ」と「診療モニター」を使用し、視覚的にわかるようご説明しております。
現在の症状ににたサンプルや、治療終了後の状態などをご提示し、患者さんと話し合った上で一番良い方法を選択しております。
お口の中を撮影することで、自分のお口の中の状態を把握していただき、口腔環境に興味を持っていただきます。
口腔内カメラで撮影したお口の中の写真を、実際にモニターで確認します。
予防方法は、年齢によって適切な処置が変化します。
1.検診
- 問診(食事回数やおやつの時間などお聞きします)。
- 視診。
- 口腔内写真撮影。
- 歯科機材に慣れてもらいます。
2.歯垢染め出し・歯磨き指導
歯垢を染め出します。赤く染まったところが歯垢ですので、丁寧に磨き落とします。
歯磨き方法のクセがわかりますので、お子さんに合った磨き方を指導します。
3.フッ素塗布
フッ素塗布することで、歯の表面からフッ素を取り込み、虫歯になりにくい強い歯質を作ります。
4.プレゼント
シールやおもちゃ、キシリトールタブレットをプレゼントします。
【歯医者さんが嫌なところではない、とういことを教えます。】
1.検診
- 問診(部活動や生活習慣なども含む)。
- 視診。
- X-Ray撮影。
- 歯周組織検査。
- 口腔内写真撮影。
2.歯磨き指導
日頃の歯磨き方法をお聞きした上で、患者さんに適した歯磨き指導を行います。
3.フッ素塗布
フッ素塗布することで、歯の表面からフッ素を取り込み、虫歯になりにくい強い歯質を作ります。
4.その他
有効的な予防方法を立案します。
1.検診
- 問診(食生活・タバコ・お酒・生活習慣なども含む)。
- 視診。
- X-Ray撮影。
- 歯周組織検査。
2.歯周病検査
- 歯肉の状態、プラークの付着状況、出血の有無。
- 補綴部の状態。
- 歯の動揺度。
3.歯磨き指導・歯石・着色除去
日頃の歯磨き方法をお聞きし、適切な歯磨き指導を行います。
歯や歯茎の間に付着したプラーク(歯垢)や歯石の除去を行います。
4.クリーニング(PMTC)
予防歯科先進国の北欧で開発された「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」を行います。
日頃の歯磨きで落とすことのできない、バイオフィルム(歯垢や歯石)や、歯の着色、タバコのヤニなどを除去し、口腔内を清潔にします。