虫歯治療

「冷たいものがしみる…」
「歯に黒い点があるけれど、これってむし歯?」
「歯医者さんって痛いから、なかなか足が向かない…」
「できるだけ歯を削りたくないんだけど…」
そんなむし歯に関するお悩みや、歯科治療への不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
むし歯は、放置すればするほど進行し、最終的には歯を失う原因となる、とても身近な病気です。
しかし、早期に発見し、適切な治療と予防を行うことで、歯へのダメージを最小限に抑え、健康な状態を長く保つことができます。
国分寺市東恋ケ窪にある横山歯科医院では、皆さまが安心して歯科治療を受けられるよう、「痛みに最大限配慮した精密むし歯治療」に力を入れています。
最新の医療機器と技術を駆使し、「歯を削る量を最小限に抑える」ことを追求するとともに、「患者さまが痛みを感じない」ための様々な工夫を凝らしています。
横山歯科医院の「むし歯治療」:患者さまに寄り添う3つの柱
「痛いのは嫌だ…」
「歯はできるだけ削りたくない…」
「自分のむし歯の状態がよくわからない…」
私たちは、患者さま一人ひとりの不安に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう、以下の3つの柱でむし歯治療を行っています。
1. 「ご自身の状態を理解して安心」:丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明

「先生の説明、難しくてよくわからないな…」
「自分の歯が今どうなっているのか、知りたい!」
歯科治療において、患者さまご自身が、ご自身の口腔内の状態や、これから行う治療について正確に理解することは、治療への納得感と安心感に直結します。
当院では、「分かりやすい説明」を何よりも大切にしています。
患者さまご自身がご自身の状態を正確に理解し、納得して治療に臨んでいただくこと。それが、治療成功への第一歩だと考えています。
当院の「分かりやすい説明」へのこだわり
丁寧なカウンセリング
治療を開始する前に、まず患者さまのお話をじっくりと伺います。
現在のお口の状態、過去の治療歴、むし歯に関するお悩み、治療へのご希望や不安などを詳しくお聞かせください。
どんな些細なことでも、遠慮なくお話しいただける雰囲気作りを心がけています。
口腔内カメラとモニターの活用
患者さまご自身では見ることができないお口の中の状態を、口腔内カメラで撮影し、診療台のモニターに大きく映し出してご説明します。
むし歯の大きさ、深さ、歯ぐきの状態などを視覚的に確認していただくことで、「百聞は一見に如かず」で、ご自身の状態をより正確に理解していただけます。
治療計画の複数提案とメリット・デメリットの明確化
一つのむし歯に対して、治療の選択肢が複数ある場合は、それぞれの治療法(例:詰め物、被せ物、レジン治療など)のメリット・デメリット、治療期間、費用(保険適用か自費診療か)などを明確にご説明します。
患者さまご自身が、ご納得いただいた上で最適な治療法を選択できるようサポートいたします。
質問しやすい雰囲気
どんな些細な疑問や不安でも、お気軽にご質問いただける雰囲気作りを心がけています。
「聞きそびれた…」ということがないよう、ご理解いただけるまで何度でもご説明いたします。
2. 「歯を削る量を最小限に」:MI(ミニマルインターベンション)治療の実践

「歯を削ると、その歯は弱くなるって聞くから、できるだけ削りたくない…」
歯は一度削ってしまうと、元に戻ることはありません。
削る量が多ければ多いほど、歯は弱くなり、将来的に再治療のリスクが高まります。
横山歯科医院では、「歯を削る量を最小限に抑える」MI(Minimal Intervention:ミニマルインターベンション)治療を徹底し、患者さまご自身の歯を最大限に温存することを目指しています。
コンポジットレジン(CR)治療

むし歯が比較的浅く、小さい場合、歯を削る量を最小限に抑え、白い歯科用プラスチック素材であるコンポジットレジンを詰めて治療します。
歯を削る量が少ない
むし歯の部分だけをピンポイントで削り取り、健康な歯質を最大限に残せます。
審美性に優れる
天然の歯の色に合わせたレジンを使用するため、治療跡が目立たず、自然な仕上がりになります。
金属アレルギーの心配なし
金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
治療が一度で済むことが多い
多くの場合は、型取りの必要がなく、その日のうちに治療が完了します。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の活用

むし歯の治療において、どこまでが健康な歯質で、どこからがむし歯なのかを肉眼で判断することは非常に困難です。
当院では、歯科用マイクロスコープ(歯科顕微鏡)を導入し、最大20倍以上の拡大視野で治療を行っています。
精密なむし歯除去
拡大された視野で、むし歯の部分と健康な歯質を明確に識別し、むし歯だけをピンポイントで、最小限の量だけ削り取ることが可能になります。
これにより、健康な歯質を最大限に温存できます。
取り残しゼロを目指す
肉眼では見落としがちなごく小さなむし歯や、複雑な形状のむし歯も、拡大視野で確実に発見し、除去することができます。
治療の精度向上
精密な作業が可能となるため、コンポジットレジンの詰め物などの適合精度も向上し、再発のリスクを低減します。
う蝕検知液(むし歯染め出し液)の使用

むし歯の部分と健康な部分を見分けるために、「う蝕検知液」を使用しています。
この液体は、むし歯に感染した部分だけを赤く染め出す性質があります。
削りすぎの防止
健康な歯質を染め出すことはないため、むし歯ではない部分を削ってしまう「削りすぎ」を防ぐことができます。
むし歯の取り残し防止
肉眼では分かりにくい、あるいはマイクロスコープでも判断が難しい微細なむし歯も、赤く染め出すことで確実に発見し、除去することができます。
再発のリスク低減
むし歯の取り残しをなくすことで、治療後の再発のリスクを最小限に抑えます。
3. 「痛みに配慮」:麻酔の工夫で、不安なく治療

「歯医者さんの麻酔注射が苦手で、それが一番の恐怖…」
「痛いのが本当に嫌で、治療をためらってしまう…」
歯科治療における「痛み」への恐怖心は、多くの方が抱える共通の悩みです。
横山歯科医院では、患者さまにできる限り痛みを感じさせないよう、麻酔の段階から様々な工夫を凝らしています。
表面麻酔

麻酔の注射針が刺さる瞬間の痛みを和らげるために、事前に歯ぐきの表面に塗るタイプの麻酔薬(ゼリー状やスプレー状)を塗布します。これにより、針が刺さる際の「チクッ」とした刺激をほとんど感じさせなくします。
お子さまには、甘い香りのするタイプを選ぶこともあります。
電動麻酔器

麻酔液を注入する際に、コンピューター制御により、非常にゆっくりと、そして一定の圧力で麻酔液を注入できる「電動麻酔器」を使用します。
これにより、麻酔液が入っていく際の「ツーン」とした不快感や、圧による痛みを大幅に軽減します。
手動での注射に比べ、患者さまへの負担が格段に少なくなります。
極細針の使用

麻酔に使用する針は、髪の毛ほどの細さの「極細針」を選んでいます。
針が細いほど、組織への刺激が少なく、痛みを最小限に抑えることができます。
笑気麻酔

特に歯科治療に対して強い恐怖心や不安を抱える患者さまには、「笑気麻酔」をご提案することもあります。
鼻から甘い香りのするガスを吸い込むことで、意識がはっきりしたまま、心がリラックスし、痛みに鈍感になる効果があります。
安全性が高く、治療後はすぐに効果が切れるため、安心して治療を受けていただけます。
小さなお子さまの歯科治療における不安軽減にも非常に有効です。
むし歯を「つくらない」・「再発させない」ための予防ケア
むし歯は、治療で治すことはできますが、一番大切なのは「むし歯にならないこと」、そして「再発させないこと」です。
横山歯科医院では、むし歯治療後の健康な状態を長く維持していただくために、予防ケアにも力を入れています。
科学的な根拠に基づく「唾液検査」

「むし歯になりやすい体質って、本当にあるの?」
「どうして私だけ、むし歯ができやすいんだろう?」
むし歯の原因は、歯磨きだけではありません。
唾液の質や量、細菌の種類、生活習慣など、目には見えない様々な要因が複雑に絡み合っています。
当院では、皆さまのお口の「体質」を科学的に分析し、オーダーメイドの予防プログラムを立てるために、「唾液検査」を行っています。
唾液検査の結果に基づき、「あなたはむし歯菌が多いから、この予防法を強化しましょう」「唾液の緩衝能が低いから、フッ素を取り入れましょう」など、お一人おひとりの口腔環境に合った、最も効果的で続けやすい予防方法をご提案します。
唾液検査でわかること
むし歯菌の数
むし歯菌(ミュータンス菌、ラクトバチラス菌など)の量を測定し、むし歯への感染リスクを評価します。
唾液の量(分泌速度)
唾液量が少ないと、食べかすや細菌が洗い流されにくく、むし歯になりやすくなります。
唾液の緩衝能(かんしょうのう)
食後に酸性になったお口の中を、唾液がどのくらいの速さで中性に戻せるかを測ります。
この能力が低いと、むし歯菌が活発になりやすい環境が長く続きます。
その他
歯周病菌の数、唾液の潜血反応なども同時に評価できます。
プロによる徹底的な清掃「クリーニング(PMTC)」

ご自宅での歯磨きだけでは、どうしても磨き残しが出てしまいます。
特に、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝などは、歯ブラシが届きにくく、プラークがたまりやすい場所です。
当院では、歯科衛生士が、専用の機械や器具を使って、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)や歯石、着色汚れを徹底的に除去する「クリーニング(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」を行っています。
PMTCのメリット
むし歯・歯周病の予防
むし歯菌や歯周病菌の温床となるプラークや歯石を徹底的に除去し、お口の中を清潔に保ちます。
歯本来のツルツル感
歯の表面がツルツルになり、汚れが付きにくくなります。
口臭の改善
口臭の原因となる細菌や汚れを除去することで、口臭の改善に繋がります。
早期発見
定期的なクリーニング中に、初期のむし歯や歯周病の兆候、歯並びの異変などを早期に発見し、早期に介入することができます。
歯質を強くする「フッ素塗布」

フッ素は、歯質を強化し、むし歯になりにくい強い歯を作るために非常に有効な成分です。
特に生え始めの歯はフッ素を取り込みやすく、むし歯予防には欠かせません。
当院では、定期検診の際に、高濃度のフッ素を歯に直接塗布する処置を行っています。
安全性が高く、定期的(3~6ヶ月に一度程度)に塗布することで、高いむし歯予防効果が期待できます。
フッ素の効果
歯質の強化
歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくい「強い歯」にします。
再石灰化の促進
むし歯菌の出す酸によって溶け出した歯の成分を、唾液中のカルシウムなどを使って修復する「再石灰化」を促進します。
むし歯菌の活動抑制
むし歯菌が酸を作り出す能力を抑制し、むし歯になりにくい環境を整えます。
虫歯治療の流れ
初診時:痛みがある場合

初診時:痛みがない場合

リコールはがき

当院では、患者さんの症状に合わせて、「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」と定期検診時期に、リコールはがきにてご連絡を差し上げております。
健康な口腔環境を保つためには、定期検診が重要です。
日頃の歯磨きと、歯科医院によるプロケアとで、いつまでも健康な歯を守りましょう。